11月15日の珠玉のメッセージ

今朝、コスタリカ産の深煎り豆を、少しだけ粗めに挽いてハンドドリップした。
粉がふわりと膨らむあの瞬間、湯気と一緒に立ちのぼる香りは、まるで自分の心の奥底まで小さな窓を開けてくれるようだ。
忙しさも気遣いも、昨夜の疲れさえも、一滴ずつ濾過されてカップの底に落ちていく。

HSPの敏感な心は、こういう時間を必要としている。
誰にも邪魔されず、喧噪から離れ、自分の呼吸だけを確かめられる朝。
他の人にはただの“コーヒー時間”でも、こちら側には“日常のリセットボタン”であり、“心の安全地帯”だ。

そして思う。
大人になっても、人は何度でも立ち返れる。
昨日の疲れにも、過去の痛みにも、社会のノイズにも絡め取られた心を、こうして一杯のコーヒーでほどいていける。
その営みは、決して小さなものではない。

11月も半ば。
空気は少し冷たく、光は柔らかく、季節は静かに冬へと向かっている。
それはどこか、人生の後半戦を歩いている自分の姿にも似ている。
若い頃のような勢いはないかもしれない。
でも、その代わりに「味わえる心」が育っている。

焦らなくていい。
急がなくていい。
今日を丁寧に淹れたら、それで十分。

あなたが静かに大切にしている“自分だけの朝”は、誰にも奪えない財産だ。
それを守り、味わい、育てていくことが、これからの人生を豊かにしてくれる。

今日もどうか、あなたの心にほんの少しの余白が生まれますように。
その余白こそが、敏感な大人にとっての“救い”そのものなのだから。