コーヒー抽出即ち禅である

📜 2025年12月8日の珠玉のメッセージ

今朝、仕事よりも先に整えるべきものがあった。
それは「心の姿勢」だ。

私は、スペシャルティコーヒーのエチオピアを12g、挽目21で挽く。
豆が割れる音と、ふわりと立ちのぼる香りで、
今日という日の始まりにようやく身体が追いつく。
この瞬間が、もう半分“答え”のようなものだ。

お湯は92℃。
まず10秒で40g、ゆっくり、慎重に垂らしていく。
すると粉が微かに膨らみ、
静かに息づいているように見える。

この「最初の10秒」こそ、
自分の呼吸と心を整える導入儀式だ。
余計な思考も、余白を埋めようとする焦りも、
すべてはこの細い湯の線とともに
スッと流れていく。

30秒待ち、
次の80gをまた10秒かけて淹れる。
ただ、それだけ。
誰でもできる単純な動作の繰り返し。

――なのに、どうしてこんなにも奥行きがあるのだろう。

姿勢を正し、呼吸を整え、雑念を捨てる。
自分の心の「動き」をひとつひとつ確かめながら、
最後の注湯まで丁寧に手を動かしていく。

コーヒーを淹れるという行為は、
決してただの作業ではなく、
“自分を取り戻す瞑想”に近い。

禅のように、
無駄をそぎ落とした所作の中に、
すべてがある。

私のように繊細で、
考えすぎてしまうHSP中高年には、
こういう「繰り返し、静か、淡々」が
とてもよく効く薬だ。

湯を落とす。
待つ。
また落とす。

ただそれだけで、
心はいつの間にか深呼吸を始めている。

完成した一杯を口に含むと、
酸だけでもなく、甘さだけでもなく、
どこか「今日の自分」を象徴するような
繊細な揺らぎを含んだ味になっていた。

私は今日も、この世界にささやかな調和を見つけられた。
そしてその調和は、
いつだって “手の中” にあるのだ。

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